愛犬のしつけで重要となるおすわり

愛犬のしつけは、トイレトレーニングだけなど必要最低限で良い、その方が愛犬もストレスなく過ごせると考える人もいるでしょう。しかし、しつけをする時には名前やトイレを教える以外に、おすわりも教えておくことがおすすめです。

おすわりは、愛犬の可愛い姿を眺めることができるしつけというイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、犬にとっておすわりというのは、興奮した気持ちを落ち着ける姿勢となります。どれだけ穏やかな環境で愛犬を育てたいと考えても、散歩で人や犬と接すれば興奮をしてしまうことは珍しくありません。さらに、家の中にいたとしても、室内や家の外からの物音に対し反応し吠え出すこともあるでしょう。そんな状態を鎮めたい時に役立つしつけが、おすわりです。おすわりを覚えている犬であれば、おすわりをさせることによって興奮状態から、落ち着いた状態に戻すことができます。他の犬に対し興奮をすることがあったとしても、おすわりさえできれば噛んで怪我をさせるなどのトラブルを制止できることも多いため、愛犬を迎えたらおすわりも教えておいて損がありません。

おすわりは、比較的教えやすいしつけの一つです。手軽におすわりを教えたい時は、おやつやフードを手の中に握り、匂いを嗅がせることが有効です。匂いを嗅がせると犬の意識は自然と手の方に向くため、そのまま手を少し高く掲げるようにすれば首が上を向き、自然とおすわりの姿勢へと変わります。おすわりの姿勢になったら、おやつやフードを与えて褒めるようにすれば、おすわりをすればいいことがあるという印象を与えることができます。
自然とおすわりができるようになったら、次はその姿勢をキープできるようにしつけをしていくと良いでしょう。

そんなおすわりは、愛犬の忠誠心を高めたい時にも役立つしつけです。早い段階で愛犬との上下関係をしっかりと築いておきたい、そんな場合もおすわりを教えることに力を入れておくことがおすすめです。