愛犬のしつけのポイントとは
犬のしつけではずせないものの1つに、トイレのしつけがあります。子犬が来たら真っ先に教えるようにしましょう。犬は起床時や食事の後、また運動の後などにトイレに行きたがるので、その時を狙ってシーツを敷いたトイレに誘導します。ここで大事なのは、ここで排泄をすればほめてもらえると、犬に覚えさせておくことです。
上手に排泄出来たらほめてあげ、もし失敗してもきつく叱らないようにしましょう。きつく叱ると、飼い主に見えない場所で排泄するようになってしまいます。もし間違って排泄したら、きちんと始末して、スプレーなどで臭いを消しておきます。臭いがすると、そこをトイレだと思うようになるからです。それから、甘噛みや無駄吠えをやめさせるのもしつけと言えます。
子犬のうちはつい許してしまいがちですが、いつまでもその癖を引きずってしまうことになります。甘噛みをされたらしばらく無視するか、「痛い」「ダメ」などと言い聞かせ、飼い主が怒っていることをわからせるようにして、噛んでいいおもちゃを与えるようにしましょう。人間でなく、おもちゃなら噛んでいいことを教えるようにします。また吠える時は相手をせず無視するのが一番です。
それから散歩の時は、飼い主に主導権があることを学ばせます。近すぎず遠すぎず、ほどよい距離を持ってリードを引っ張り、通行人や車、自転車等へ飛び掛かるのを防ぐようにしましょう。また雨の日の散歩で水たまりに入りたがることもありますが、不潔な上に肉球がふやけ、けがをするもとにもなるので入らせてはいけません。こういう時もリードを引っ張ることで、してはいけないことを覚えさせます。
ただしまだ子犬のうちは好奇心も旺盛なので、場合によってはいくらか手加減もするようにしましょう。もちろん初めての散歩に連れて行く前には、リードや首輪に慣れさせておくようにします。そしてトイレの場合のみならず、甘噛みや無駄吠え、散歩の時も、飼い主の指示に従ったらほめてあげ、おやつをあげるようにするといいでしょう。